seven hat i …hand made life!

帽子を中心に手作り雑貨を作るsevenhatiのかえる堂から始まるモノ作り。 生活、想い、手作りの品達に自分らしいスタイルを。

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Doctor's warning.

NHKの「歴史秘話ヒストリア」で先日放映されていた、
緒方洪庵のお話に出てきた「扶氏医戒乃略」の
現代語訳を見つけました。

何気なく家族に録画を進められ、ライブではなかったですが
録画で見ました。
非常に感銘を受けました。
お医者様にとどまらず、何かを志す人間として、
すべての思いに共通するのではないかと感じます。


家族が病院にお世話になった週に放映され、拝見したので
感じ入ったのかも知れません。
もしくは心が欲していた何かがあったのかしら。
獣医さんも、大変なお仕事ですね。
とてもよいお医者さんで、親身になって家族の気持ちに
寄り添って看て下さいました。
命をあつかうお仕事、凄いです。尊敬します。



現代語訳はこちらです。




1.人のために生活して、自分のために生活しないことが
  医業の本当の姿である。
  安楽に生活することを思わず、また名声や利益を顧みることなく、
  ただ自分を捨てて人を救うことのみを願うべきであろう。
  人の生命を保ち、疾病を回復させ、苦痛を和らげる以外の
  何ものでもない。


2.患者を診るときはただ患者を診るのであって、決して身分や金持、
  貧乏を診るのであってはならない。
  貧しい患者の感涙と高価な金品とは比較できないだろう。
  医師として深くこのことを考えるべきである。


3.治療を行うにあたっては、患者が対象であり、決して道具であっては
  ならないし、自己流にこだわることなく、
  また、患者を実験台にすることなく、常に謙虚に観察し、
  かつ細心の注意をもって治療をおこなわねばならない。


4.医学を勉強することは当然であるが、自分の言行にも注意して、
  患者に信頼されるようでなければならない。
  時流におもね、詭弁や珍奇な説を唱えて、世間に名を売るような
  行いは、医師として最も恥ずかしいことである。


5.毎日、夜は昼間に診た病態について考察し、詳細に記録することを
  日課とすべきである。
  これらをまとめて一つの本を作れば、自分のみならず、
  病人にとっても大変有益となろう。


6.患者を大ざっぱな診察で数多く診るよりも、心をこめて、細密に診る
  ことの方が大事である。
  しかし、自尊心が強く、しばしば診察することを拒むようでは
  最悪な医者と言わざるをえない。


7.不治の病気であっても、その病苦を和らげ、その生命を保つようにする
  ことは医師の務めである。
  それを放置して、顧みないことは人道に反する。
  たとえ救うことができなくても、患者を慰めることを仁術という。
  片時たりともその生命を延ばすことに務め、決して死を言っては
  ならないし、言葉遣い、行動によって悟らせないように
  気をつかうべきである。


8.医療費はできるだけ少なくすることに注意するべきである。
  たとえ命を救いえても生活費に困るようでは、患者のためにならない。  
  特に貧しい人のためには、とくにこのことを考慮しなければならない。


9.世間のすべての人から好意をもってみられるよう心がける必要がある。
  たとえ学術が優れ、言行も厳格であっても、衆人の信用を得なければ
  何にもならない。
  ことに医者は、人の全生命をあずかり、個人の秘密さえも聞き、
  また最も恥ずかしいことなどを聞かねばならないことがある。
  したがって、医師たるものは篤実温厚を旨として多言せず、
  むしろ沈黙を守るようにしなければならない。
  賭けごと、大酒、好色、利益に欲深いというようなことは言語道断で
  ある。


10.同業のものに対しては常に誉めるべきであり、
  たとえ、それができないようなときでも、
  外交辞令に努めるべきである。
  決して他の医師を批判してはならない。
  人の短所を言うのは聖人君子のすべきことではない。
  他人の過ちをあげることは小人のすることであり、
  一つの過ちをあげて批判することは自分自身の人格を損なうことに
  なろう。
  医術にはそれぞれの医師のやり方や、自分で得られた独特の方法も
  あろう。みだりにこれらを批判することはよくない。
  とくに経験の多い医師からは教示を受けるべきである。
  前にかかった医師の医療について尋ねられたときは、
  努めてその医療の良かったところを取り上げるべきである。
  その治療法を続けるかどうかについては、現在症状がないときは
  辞退した方がよい。


11.治療について相談するときは、あまり多くの人としてはいけない。
  多くても三人以内の方が良い。
  とくにその人選が重要である。
  ひたすら患者の安全を第一として患者を無視して言い争うことは
  よくない。


12.患者が先の主治医をすてて受診を求めてきたときは、
  先の医師に話し、了解を受けなければ診察してはいけない。
  しかし、その患者の治療が誤っていることがわかれば、
  それを放置することも、また医道に反することである。
  とくに、危険な病状であれば迷ってはいけない。





私の暮らす大阪の北浜にある適塾で、
江戸時代の医学を志す若者達の支えになったであろう「医戒」。
その思いは現代のお医者様にも受け継がれているそうです。
適塾、一度拝見しにいったことがあります。
先人の努力により今があることに感謝しつつ、
大事な事は、忘れてはいけないなと改めて思います。



ご縁があって拝見した番組。
またここからなにか感じることで前に進めたらなと願います。

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